コンセプト
■ごあいさつ
はじめまして。齊藤労務事務所の齊藤拓也と申します。
このたびは当事務所のサイトへお越しいただき誠にありがとうございます。
こちらをお読みになられている方は以下のような問題意識をお持ちの方が多いのではないでしょうか。
・社員を雇うので(雇ったので)労働保険や社会保険を適切に整備したい
・給与計算を適切に行いたい
・就業規則を作成していない
・助成金を検討しているけど給与計算、勤怠管理に不安がある
当事務所のメインサービスである総合顧問契約には、社会保険労務士が通常取り扱う労務相談業務、手続き業務、給与計算業務のほか、就業規則の改定及び労使協定の更新も含まれておりますので、こちらのサービスをご利用いただくことにより、日常的に労務環境を整備しながら就業規則の持続的な運用が可能となっております。
また、年次業務である労働保険年度更新、社会保険算定、年末調整サポートも含んでおりますので、特に開業当初のお客様におかれましては予算も立てやすくなるのではないかと考えております。
助成金業務に関しましては別途ご費用を頂いてはおりますが、支給額の2~8%相当額をご費用とさせていただいておりますので、お客様にはより多くのメリットを享受いただけると認識しております。
本ページ以下には、当事務所の考え方を書かせていただいておりますので、是非一度お読みいただけますと幸いです。
■労務管理は「思い立ったが吉日」
事業主や社長が、最初に労務管理を意識するのは開業時や法人成り時と思われ、通常、法務局への登記申請や税務署への開業届提出と同じタイミングで労働保険、社会保険の加入手続きがなされるものと言えますが、 実務上、個人事業、中小零細企業の場合は「まだ従業員を採用していない」、「役員報酬の額が決まっていない」などの理由により、労働保険、社会保険への加入が後ろ倒れすることは少なくありません。一方で、事業自体はすぐに走り出しますので、結果として労働保険、社会保険の未加入が生じ得ることとなり、その流れで労務管理の整備もなおざりになる傾向にあります。そして、当初は「加入の必要性」や「残業代の支払い」に向き合っていたものの、売上や利益が数字として見えるようになると、次第にそれら適切ではない状態から目をそらすようになり、気がついたら「労働保険料や社会保険料、残業代の支払いがないこと(を支払わないこと)」を前提に、「利益が確保できるか」、「採算が取れるか」を考えるようになってしまいます。このようになると、いつまで経ってもこの前提を断ち切ることができなくなり、長期的に不適切な労務環境が続く要因となります。特に残業代を支給しないことは長時間労働の常態化にもつながりますので、事業に悪影響を及ぼすリスク(法令違反、賃金未払い、業務災害誘因、損害賠償請求等)でしかありません。
労務管理については、開業、起業当初から当たり前の事柄として捉えていれば何てことはありません。また、これまで対応できていなかったとしても将来的に改善することはできますので、問題意識をお持ちのタイミングで是非ご相談ください。社会保険料や残業代を削減するスペシャルな方法はありませんが、制度、ルールを把握することにより正当な方法で対策を取ることは十分に可能です。助成金が受給できれば人件費や法定福利費の負担軽減になり得ます。適切な労務環境は優秀な人材の確保及び定着につながり、ひいては健全な事業の発展、収益拡大につながります。当事務所は、そこまでの過程を持続的にサポートさせていただきたいと考えております。
■助成金に対するスタンス
当事務所では、適切な労務環境を実現または維持するためのツールとして助成金の利用をご案内しております。助成金が国の制度であることを踏まえると、助成金の利用にあたっては法令に則った労務環境の整備が必要不可欠であるのは当然ではありますが、反対に考えると、適切な労務環境が整備されているかぎり、助成金は当然に受給できる状態にあると言えます。
厚生労働省管轄の労働、雇用関係の助成金は多々ありますが、その多くは中小企業向け、あるいは中小企業が優遇された内容となっております。あくまで個人的な見解にはなりますが、その背景として、労働基準法をベースとした現行の労働に係る制度やルールが少なからず実態、実務と乖離しており、とりわけ中小企業においてはそれが顕著で額面どおりに対応することが容易でないことから、その乖離を解消するためのインセンティブとして助成金が提供されていると考えられます。そう言った意味でも、中小企業の皆様には、労務環境を整備いただいた上で積極的に助成金を活用いただきたいと考えております。
当事務所においては、総合顧問契約をご契約いただいているお客様のみに助成金申請のサポートをさせていただいておりますが、適切な労務環境づくりに真剣に持続的に取り組んでいる方々には、助成金をそのインセンティブとして享受いただきたいと考え、そのような対応とさせていただいております。スポット相談でも助成金のご相談は承っておりますが、申請のお手伝いは致しておりませんのでその点ご了承いただければと存じます。
■料金の考え方
各サービスにつきましては「相場」、「工数」、「役務」、「価値」を念頭に料金設定させていただいております。「相場はあってないようなもの」と言ってしまえばそれまでですが、あえて「相場」と言わせていただくことにより、お客様に客観的なご判断材料をお持ちいただくきっかけをご提供できるのではと考えております。
「相場」を踏まえつつ、業務に係る経験、知見、習熟度などを勘案した「工数」を料金に反映している次第ではありますが、料金がいくらであってもお客様が満足されれば「価値」はあるという認識に基づき、「価値」をご実感いただける「役務」の提供を心掛けてはおります。その一方で「価値」があると称して不当に著しく高い料金を設定することは言語道断、反対に「価値」があるサービスの料金をいたずらに下げることは質の低下や責任放棄に繋がるとも考えております。
「役務」の提供を通じて各サービスの「価値」を感じていただけるよう精進して参ります。